2025.02.11
60歳過ぎてからの膝の痛みはO脚になりやすいのでお気をつけください!
「年齢とともに膝が痛くなるのは仕方ない」
そう思っていませんか?
実は、この考えが危険な結果を招く可能性があります。
高齢者の膝の痛みは、放置すると取り返しのつかない事態を引き起こすことがあります。
特に注意しなければならないのが、「膝が曲がったまま固まってしまう」というリスクです。
私たちの膝は、太ももの骨(大腿骨)とふくらはぎの骨(脛骨)が、
筋肉によって支えられているだけの繊細な関節です。
この筋肉が加齢とともに硬くなると、膝が伸びにくくなり、やがてO脚へと進行していく。
これが、多くの高齢者が経験する深刻な問題なのです。
本日は、この「膝の痛み」が「O脚」へと進行するメカニズムと、
それを防ぐために必要な対策について、詳しくご説明していきます。
筋肉は一度硬くなるとそのまま固まってしまう。
高齢になると、一度硬くなった筋肉が元の状態に戻りにくくなり、
そのまま固まってしまう傾向があります。
特に膝は、大腿(太ももの骨)と下腿(ふくらはぎの骨)が筋肉によって固定されているだけのため、
筋肉の影響を受けやすい関節です。
また、膝を構成する筋肉は体の中でも特に強い筋肉のため、
一度硬くなると柔軟性を取り戻すのが難しくなります。
その結果、膝が伸びなくなり、曲がった状態で固まってしまうことがあります。
高齢者の膝痛がO脚につながるメカニズム
- 膝が伸びにくくなる
筋肉が硬くなることで、膝が十分に伸びずに曲がったままの状態になりやすい。
- 膝に過剰な負担がかかる
曲がった膝に体重がかかると、膝関節が外側に押し広げられ、次第にO脚が進行。
- 変形性膝関節症へと進行する
O脚が進むと膝関節の軟骨がすり減り、最終的には変形性膝関節症へと悪化。
若い人と高齢者のO脚の違い
若い人のO脚は「内股」が原因であることが多いですが、
高齢者のO脚は「膝が伸びなくなること」が原因となります。
この違いを理解し、早期に適切な治療を行うことが大切です。
O脚を防ぐために大切なこと
膝の痛みを感じたらすぐに適切な治療を受けることが重要です。
多くの高齢者がO脚になってしまう原因は、
膝の痛みを感じた初期の段階で適切な治療を受けていないことです。
避けるべき誤った対処法
- 電気治療や注射だけで済ませる
これらの治療では根本的な改善にはつながりません。
- 痛みが引いたからといって放置する
自然治癒で痛みが軽減しても、膝の可動域が狭くなることでO脚が進行。
適切な治療とは?
- 膝の可動域を広げる施術を受ける
硬くなった筋肉をほぐし、膝がスムーズに伸びる状態を作る。
- 筋力バランスを整えるトレーニング
弱った筋肉を鍛え、関節への負担を減らす。
- 膝に特化した専門的な治療を受ける
一般的な治療院ではなく、膝に特化した治療を行う医療機関を選ぶ。
こんな方は要注意!
- 60歳を過ぎて膝の痛みが出てきた方
- ママさんバレー、バドミントン、卓球などで膝を痛め、水を抜いた経験がある方
- 長年膝の痛みに悩んでいるが、現在の治療で改善していない方
このような方は、自分の膝がしっかり伸びているかどうかを一度確認してください。
もし膝の伸びが悪い、または曲がりにくいと感じたら、早めに適切な治療を受けることをおすすめします。
O脚にならないための早期対策
- 膝の痛みが出たらすぐに治療を受ける
- 膝がしっかり伸びているか確認する
- 膝に特化した治療を受けられる専門機関を選ぶ
当院では、変形性膝関節症によってO脚になる方を一人でも減らしたいという思いで日々治療を行っております。
もし「膝が伸びにくい」「膝の痛みがなかなか取れない」とお悩みの方は、早めに専門の治療を受けることをおすすめします。
サンテ治療院の近くにお住まいの方は、ぜひ当院へご相談ください!