2025.07.10
【症例報告】バレーボールをもっと続けたい――膝の痛みを何とかしたい

Kさん(60代・女性/大阪市在住)
来院の経緯
ママさんバレーを長年続けてこられたKさん。
2年ほど前から右膝に違和感を感じ始め、
次第に痛みが強くなり、ここ最近では練習も思うようにできない状態に。
整形外科ではレントゲンに異常は見られず、
ヒアルロン酸注射も試したものの、ほとんど効果が感じられませんでした。
整骨院にも通いましたが改善されず、ついには引退も考えるように。
そんな中、たまたま当院の「ひざラボ」の看板を見かけ、
半信半疑でご来院いただきました。
検査結果
【主な症状】
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元々は右膝の痛みが主だったが、庇ううちに左膝のほうが痛くなる
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しゃがむ動作が辛く、レシーブ時に怖さがある
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階段の上り下りにも支障が出始め、仕事にも影響
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バレーボールを続けるには非常に厳しい状態
それでも「できることなら続けたい」と語るKさんのバレーボールへの情熱は強く、
なんとかサポートしたいという思いで施術に臨みました。
【検査結果】
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ストレステスト:全て陽性(+)
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伸展制限(++)、屈曲制限(+)
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しゃがむ途中で突っ張りと痛みを伴う
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特に左膝は痛みが出て3ヶ月以上が経過しており、関節の伸びが悪い状態
施術内容
まずはストレステストでの痛みを軽減するため、
膝に関連する筋肉を丁寧に緩めていきました。
長年の負担により、筋肉は非常に強く緊張しており、
膝に水も溜まりやすい状態。
※膝に水が溜まる原因は、
「膝関節にかかるストレス」
が継続的に存在すること。
電気治療や注射だけでストレスを除けなければ、
またすぐに溜まってしまいます。
施術では、特に緊張の強い複数の筋肉をじっくりとほぐし、
Kさんには少し痛みにも耐えながら受けていただきました。
「今までにない施術」と驚かれながらも、
施術後には以下のような変化が見られました。
施術後の経過
【施術後の変化】
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ストレステスト:痛みはほぼ消失
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しゃがみ動作もスムーズに、可動域が大きく改善(写真参照)
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膝周囲の調整を行い、この日は施術終了
所見と今後の展望
Kさんの膝は変形性膝関節症の初期段階
に差しかかっていました。
このままヒアルロン酸注射や電気治療だけで対処していたら、
確実にO脚が進行していたと思われます。
今回の段階で本格的な施術を行えたことは非常に良かったと感じています。
これからもバレーボールを長く続けられるよう、
しっかりとサポートさせていただきます。
Kさん、ご来院ありがとうございました。