2025.03.25
【症例報告】最近膝が痛くてしゃがむのが辛いです

Hさん(70代・男性・吹田市)
来院の経緯
Hさんは以前から膝の調子が悪く整形外科に通院していましたが、
徐々に膝が悪化してきており、
最近はしゃがんで下の物を取るのが大変になってきているとのこと。
この2、3ヶ月で歩くスピードがかなり落ちてきているそうです。
整形外科では電気以外の治療がないため、
お知り合いの方に当院を紹介され来院されました。
「何とか日常生活に支障がない程度までには治してほしい」との希望。
変形性膝関節症があるため、どこまで改善できるか分かりませんが、
可能な限り対応させていただきました。
症状と検査
- 立った状態からしゃがむテストでは、途中から膝の内側と膝裏の外側に痛みがある
- 正座は半分程度しか体重をかけられない状態
- 仰向けのストレステストでは、内側と膝裏にかなりの痛みがある
(変形性膝関節症に特有の痛み) - 院内での歩き方もぎこちない
施術内容
膝の変形は初期であればある程度は改善しますが、
Hさんの場合は変形が強いためあまり期待はできません。
まずはしゃがめるようになることと歩行時の痛みを取り除くことを
目標に治療を進めていきました。
変形性膝関節症で固まりやすい部分を丁寧にほぐしていきます。
ある程度ほぐれたところで核心の部分にアプローチ。
結構痛い治療でしたが、Hさんは必死に頑張ってくださいました。
この段階でストレステストでの痛みはかなり軽減していたため、
見立ては間違いない様子。
まだ残っている部分をMRT(特殊な緩め方)でしっかりほぐしていき、
再度痛みの確認を行いました。
施術後の変化
- ストレステストでの痛みが大幅に軽減
- しゃがむ動作もかなり楽になった
- 一番難易度の高い正座もかなり座れるようになった
かなりの痛みにも耐えて治療に取り組んでくださったHさんに感謝です。
あと何度か治療が必要になりますが、何とかしゃがめるように、
そして楽に歩けるようになるまで 頑張って治療させていただきます。
変形性膝関節症についての重要なお知らせ
変形性膝関節症の場合、
変形した膝は元に戻すことは手術以外に不可能ですが、
ある程度までは痛みを取り除くことや動きを改善させることは可能です。
これは私の願いですが、
変形性膝関節症の方は膝が変形(O脚)する前に
膝の痛みが数ヶ月続いている時期が必ずあります。
この時期に適切な治療を行えば、
変形になることを阻止することが可能であり、非常に大切な時期です。
この時期に電気を流したり超音波を痛いところに当てても
根本的な解決にはなりません。
膝の痛みや変形には必ず原因があり、
その原因を解決しなければ悪化の一途をたどります。
医療機関ではそのアプローチが難しいため、
ヒアルロン酸注射などの対症療法が中心となります。
また、多くの治療院も適切な治療法がわからないため、
電気治療などの対症療法に頼らざるを得ないのが現状です。
一度膝が曲がってしまうと手術以外に元に戻す方法がありません。
変形性膝関節症によるO脚になりたくない方は、
手遅れになる前に適切な治療のできる治療院を選んでください。
北摂にお住まいの方はサンテ治療院が対応いたしますので、一度ご相談ください。
Hさん、本日はサンテ治療院にお越しいただきありがとうございました。
次回のご来院をお待ちしております。